EDR運用最適化とは
About
「EDRを入れた」「SOCを契約した」——それだけで安心していませんか? どんなに高価なEDRも、SOCサービスも、「適切に設定(チューニング)」され、「全データを深く分析」して初めて、その性能を発揮します。導入しているEDR/SOCの「本来の防御力」を、まだ発揮しきれていない可能性があります。 当社のEDR運用最適化サービスは、お客様の基本対策(MFAやパッチ適用など)において「人間が運用する以上、必ずほころびが出る」ことを前提とし、その「日々の小さなほころび」をEDRの全件解析によって発見し、是正します。「設定」と「行動」の両面から、組織の隙をなくすサービスです。 一般的なSOCが異常の「通知」にとどまるのに対し、本サービスは原因の「解決」と「是正」を行います。Microsoft Defender for Endpoint P2に特化し、重要度の高いアラートだけでなくMedium/Low/Infoを含むすべてのアラートを解析対象とすることで、SOCの定型監視では見逃される予兆まで捉えます。
- Microsoft Defender for Endpoint P2に特化した専門運用
- 重要度を問わず全アラートを解析し、基本対策の不備を発見
- 誤検知・過検知のチューニングにより有事の判断精度を向上
- アラート解析を通じた組織のセキュリティ文化の醸成
こんな課題を解決します
Challenges
EDR運用最適化が解決できる
よくある課題をご紹介します。
EDRを導入したが、チューニングされておらず大量のノイズに埋もれている
検知能力が高いがゆえに、チューニングしないと大量のアラート(ノイズ)が発生し、重要な通知が埋もれてしまいます。
SOCを契約しているが、重要アラート(High)の通知しか来ない
一般的なSOCは重要アラートのみを監視対象とするため、Medium/Low/Infoレベルの予兆を見逃し、初期侵入の兆候を捉えられません。
誤検知が発生しても「止めていいですか?」と聞かれるだけで根本解決しない
SOCからの通知は現状報告にとどまり、お客様環境の利用状況を踏まえた根本的なチューニング提案が得られません。
EDRの多機能を活かしきれず、期待した防御効果が出ていない
高度なEDR機能をすべて有効に利用するには、細かな設定と環境との食い合わせのケアが必要です。「利用していると思っていた機能が動作しない」ケースが後を絶ちません。
重大インシデント発生時の初動対応手順が整備されていない
実際にインシデントが発生した際、情報採取やネットワーク隔離など何をすべきか明確でなく、初動が遅れるリスクがあります。
サービスの特徴
Features
全アラート解析とレポート提供
重要度を問わず、EDRが検出したすべてのアラートの内容を確認し、見解を示します。アラートの傾向と発生した内容の見解をまとめた月次レポートを作成・提供します。SOCの定型監視(Highアラートのみ)では見逃される、初期侵入時の動向や攻撃の成立を助長する不適切な運用も検知します。
誤検知判定とチューニング提案
EDRが検出したアラートの過検知の排除を提案します。誤検知と判定されたアラートについての対応方針を検討し、チューニング方針をご提案します。お客様と協議の上、お客様の指示に基づいてEDRのアラート検知精度のチューニングを実施します。
システム運用改善アドバイス
アラート発生傾向から、お客様環境の運用状況に関する要因を発見した場合、システム運用の手法や方針、改善案などのアドバイスを月次レポートの中で掲載します。「攻撃の芽」を摘むだけでなく、従業員の意識と行動をアップデートし続けます。
重大アラート時の初動プレイブック作成・実施
重大アラート発生時の初動として実施することをプレイブックとしてまとめます。プレイブックには、情報採取やネットワーク隔離などの当社が実施する処置内容とお客様承認の要否などを定めます。重大アラート発生時は、プレイブックに基づいて初動対応を実施します。
期待できる効果
Benefits
「通知」ではなく「解決」を得られる
一般的なSOCの役割は異常の「通知」ですが、本サービスは原因の「解決」と「是正」を行います。アラートの発生源(Root Cause)を特定し、教育的是正を含めた根本対策を実施することで、同じ問題の再発を防ぎます。
EDRの本来の防御力を引き出す
業務アプリの挙動を学習し、EDRを「自社仕様」に最適化します。有事の際、「これは業務通信」「これは攻撃」という判断を迷わせず、ビジネスを守る体制を構築します。すでにMicrosoft 365 E5等のライセンスを保有している場合、追加でEDRを購入するより既存の武器を研ぎ澄ますことが経済的です。
組織のセキュリティ文化を醸成
アラートを消すだけでなく、出ない組織を作ります。「なぜその行動が危険なのか」をフィードバックし、従業員の行動そのものを変えていきます。アラート解析を通じて「組織のセキュリティ文化」を醸成し、従業員一人ひとりを「防御の盾」へと成長させます。
Microsoft製品を知り尽くしたエンジニアが伴走
Microsoft製品を知り尽くしたセキュリティスペシャリストが、EDRを運用する現場が直面する課題の解決をサポートします。オプションでは、設定変更や構成の見直しまでワンストップで支援します。
料金プラン
Pricing
月額費用(集中適正化期間)
100台以上からのご契約。全アラート解析・チューニング・レポート・初動プレイブックを含みます。
- デバイス1台あたり ¥1,500 / 月
- 最低契約台数:100台〜
- 最低契約期間:3ヶ月〜
- EDR全アラート解析(Medium/Low/Info含む)
- 誤検知判定・チューニング提案・実施
- 月次レポート(アラート傾向・改善提案)
- 重大アラート時の初動プレイブック作成・実施
- システム運用改善アドバイス
- 対象:Microsoft Defender for Endpoint P2
- 対応OS:Windows / macOS / Linux
- サービス提供時間:営業日 10:00〜18:00
初期費用 500,000円〜(ヒアリング、テナント設定の確認と調整、初期学習を含む)。集中適正化期間(最初の3ヶ月間)は上記単価でご提供します。環境が最適化されアラート総数が減少した後は、解析工数の低減に応じて月額単価を調整する「フェアな料金体系」を採用しています。具体的な単価調整は運用状況やアラート件数に応じてご相談のうえ決定します。SLA/SLOは定めず、ベストエフォートで対応いたします。



まずはお気軽にご相談ください
ご相談は無料です。インシデント対応から本格的なゼロトラスト導入まで、技術的な質問から具体的な導入計画まで、エンジニアが直接お答えします。
導入の流れ
Flow
Phase 1:初期作業(2〜4週間)
初回ヒアリングでテナントの状況を確認し、サービス利用開始までに必要な工程と初期費用をお見積りします。テナント設定の確認と調整、オンボーディング(端末へのEDR導入・有効化)を実施後、約2週間の初期学習期間を経てサービスを利用開始します。月額のサービス利用料は利用開始時点から発生します。
Phase 2:集中適正化期間(4〜8週間)
最低4週間の慣熟期間として、平日日中帯に発生したアラートの調査対応を実施します。誤検知・過検知が認められた場合は除外設定やチューニングを行い、重大アラート発生時のプレイブックを用意します。慣熟期間開始後の月末に初回レポートを提示し、4週間を経過した時点で本運用開始を判定します。
Phase 3:安定運用期間
本運用開始後は、重大アラートについてプレイブックに基づいて対応します。月次レポートを定期的に提供し、アラート傾向の分析と改善提案を継続します。ご要望に応じて、コンサルティングサービスや運用支援サービスなどの追加サポートもご利用いただけます。
よくあるご質問
FAQ
本サービスはMicrosoft Defender for Endpoint P2に特化したサービスです。対象OSはMicrosoft Defender for Endpointがサポートする Windows OS、macOS、Linuxディストリビューションです。提供する内容はEDRがサポートするOSのバージョンに依存します。
一般的なSOCの役割は異常の「通知」であり、重要アラート(High)のみを監視対象とします。本サービスは原因の「解決」と「是正」を行い、Medium/Low/Infoを含むすべてのアラートを解析対象とします。誤検知への対応も「止めていいですか?」という質問ではなく、お客様への利用状況確認とチューニング提案を行い、根本的な改善を図ります。
Microsoft Defender for Endpoint P2は、OSメーカーであるMicrosoftにしかできないカーネルレベル(OSの中枢)の挙動監視が可能であり、サードパーティ製EDRでは見えない「微細な予兆」すら逃しません。世界中のWindows端末から収集される膨大な脅威情報がリアルタイムで防御に反映されます。また設定項目(チューニングの余地)が圧倒的に多く、最適化による防御レベルの向上が最も劇的に現れる製品です。すでにMicrosoft 365 E5等のライセンスを保有している場合、追加でEDRを購入するより経済的です。
サービス提供時間は当社が定める営業日の営業時間中(10:00〜18:00)です。SLA/SLOは定めず、ベストエフォートで対応いたします。監視(SOC)のような「機械的な即時連絡」ではなく、「技術的な解決(Resolution)」を最優先するため、時間を区切ったSLA/SLOは設定しませんが、解決までのリードタイム短縮にコミットします。
初期費用は500,000円〜(ヒアリング、テナント設定の確認と調整、初期学習期間を含む)です。月額費用は集中適正化期間(最初の3ヶ月間)でデバイス1台あたり¥1,500/月、最低契約台数は100台〜です。本サービスは「アラートを減らし、運用を最適化する」ことをゴールとしており、環境が最適化されアラート総数が減少した後は、解析工数の低減に応じて月額単価を調整する「フェアな料金体系」を採用しています。
なぜ「EDR運用最適化」が必要なのか
2025年、国内屈指の大手企業が相次いでインシデントに見舞われました。原因は「既知の脆弱性」「MFA未導入」「未管理資産」といった基本的な対策の不備でした。
しかし、問うべきはそこだけではありません。組織が巨大になればなるほど、100%完璧な管理は困難です。「基本対策の隙間」をすり抜けられた時、それを食い止めるはずのEDRとSOCは、機能するのでしょうか?
もし平時から「自社環境への最適化(チューニング)」が行われていたら、正常と異常を即座に見分け、万が一の侵害発生時も「全システム停止」を回避し、最小限の隔離でビジネスを守れた可能性があります。もし「全件調査(Low/Info)」によって検知能力がフル活用されていたら、MFAをすり抜けた攻撃者の「不審な挙動」やEDR無効化攻撃による検出傾向の変化を初期段階で捉え、早期対策が取れた可能性があります。
一般的なSOCとEDR運用最適化サービスの違い
「24時間見ている」ことと、「守れる状態にすること」は別物です。
| 比較項目 | 一般的なSOC(監視) | EDR運用最適化サービス(当社) |
|---|---|---|
| 役割 | 異常の「通知」 | 原因の「解決」と「是正」 |
| 対象製品 | 様々なEDR製品 | Microsoft Defender for Endpoint P2 特化 |
| 調査対象 | 重要アラートのみ(High) | EDRのすべてのアラート(Medium/Low/Info含む) |
| 誤検知対応 | 「止めていいですか?」と質問 | お客様への利用状況確認とチューニング提案 |
| 根本対策 | 現状報告のみ | 発生源(Root Cause)の特定と教育的是正 |
コミュニケーション手段
本サービスでは、以下のツールを使用してコミュニケーションを行います。
- アラート通知:重大アラートについて、弊社システムよりお客様指定のメールアドレスへ通知
- お客様とのやりとり:弊社指定のチャットツール(Slack)を使用。データの授受は弊社指定のクラウドストレージ(Box)を利用
- レポート報告会:弊社指定のビデオ会議ツール(Zoom)にて実施
- タスク管理:アラート対応やチューニングなどのタスク管理は、弊社指定のタスク管理ツール(Asana)にて実施
追加サポート(オプション)
セキュリティ慣習を織り込んだシステムデザインとセキュリティ運用の改善を実現するオプションサービスもご用意しています。
- システムデザインコンサルティング:お客様環境のセキュリティ慣習の全体最適を実現するシステムデザインを支援
- カスタムアラート構成と運用支援:ご要望に基づいたカスタムアラートの構成と、発生時の運用支援
- インシデント対応フローの作成支援:お客様社内でのインシデント対応体制・連絡先・フォレンジック業者選定などの整備を支援
- フォレンジック調査:重大アラート発生時の詳細な調査を実施
なぜクラウドネイティブのEDR運用最適化なのか
1. 「設定」と「行動」の両面から組織を守る
システム的な防御だけでなく、「従業員のセキュリティ行動(Hygiene)」が高いレベルで維持されている状態を作ります。重要度の低いアラートから「危険な振る舞い」や「ルールの形骸化」を特定し、「攻撃の芽」を摘むだけでなく、従業員の意識と行動をアップデートし続けます。
2. 全アラート解析による予兆検知
「EDRのすべてのアラート」を解析することで、「正規のアカウントを使った不審な動き」「不適切なスクリプトの利用」「好ましくない設定変更の実施や情報の収集」といった事実をEDRのアラートから逆探知し、フィードバックします。SOCの定型監視では見逃される初期侵入時の動向まで捉えます。
3. Microsoft Defender for Endpoint P2への深い専門性
代表の齊藤愼仁(文部科学省 最高情報セキュリティアドバイザー、著書「ゼロトラスト概論」技術評論社)をはじめ、Microsoft製品を知り尽くしたセキュリティスペシャリストが対応します。OSネイティブの深層監視能力と膨大な脅威インテリジェンスを最大限に活かす運用を実現します。
導入事例
Case